《想像して創造する》〜天夢を天地に〜

【想像して創造する】

僕が伝えたい神話は過去の話ではない。

神話は今なお更新され続けている。一人一人の想像力の中に。

僕たちには無限の想像力がある。そして、思い浮かべたことが現実となる。うつし世(現世)とは、想像の世界が映し出されたもの。

どちらが本当の世界なのでしょう?笑

言い伝えられてきた神話や歴史。

その真偽を問うことを僕らはこれまでやってきました。

ゴメンナサイ!僕はそこから卒業します!

僕は、実際に起きたことの真偽や善悪を問うよりも

コトに関わった人たちが何を想いどう行動したのかを大切にしたい。

その先人たちの想いという過去の種を、今に花と咲かせ、未来に実と結ばせたい。

そこで鍵となるのが天智天皇と天武天皇。仲が悪そうな印象がある方も多いですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

僕には二人がこの国を平和にしようという志のもと、幽れたる契りを交わし、役割を分けたとしか思えないのです。血縁こそが信頼関係だと言われた時代に、天智の娘の二人を嫁にしている天武。あとを継いでくれないかとまで懇願するほどに天武に信頼を寄せていた天智。

天智が中大兄皇子だったころ、中臣鎌足と大化改新の打ち合わせをしていた場所がある。多武峰(とうのみね)の山頂、現在の桜井市の談山神社の境内である。この山頂からは藤原京が一望できる。大化改新の打ち合わせとは決して暗殺計画を意味しない。新しい国づくりのビジョンを描いた。大和三山に囲まれた藤原京を眼下に改新の詔を起草した。

そこには公地公民を目指すと書かれている。これは今に直結する。

土地と人民の私的所有を廃してすべての土地と人民を天皇の預かりとしてすべて天に帰すというもので、これが国民国土を大御宝(おおみたから)と呼び天照大御神からの預かり物として慈しみをもって国民に接する天皇陛下のあり方の根幹を成している。

 この理想を胸に大化改新を推し進めた天智に対し、野に下り吉野の山中にて体力に加え霊験をも身につけた修験道の行者などの地の力の強い人々との繋がりを深めた天武。まさに『智』と『武』に役割を分けた。活動する場は違えど目指すところは同じ。僕には天智の志を天武が引き継ぐと約束していたようにしか思えない。天武が天皇に即位した後に行われた施策はほぼすべて天智の意向を受け継いだものといってよい。天智亡きあと都を近江より飛鳥の浄御原宮へと移す。藤原京造営を見据えてのこと。天智と天武の幽れたる契りの終着駅が古代史最大(平城京、平安京より大きい)にして初の碁盤の目状に設計された都市である藤原京なのだ。その道半ばで倒れた天武の意志を継いだのが天智の娘であり天武の妻である持統天皇なのだ。

『春過ぎて  夏きたるらし  白妙の  衣ほしたり  天香久山』by 持統

〈天武と過ごした春めかしい時期は過ぎ去り、いよいよ夏本番、私が覚悟を決めて動くとき!天地の結びの山である天香久山に絹でできた和妙をあつらえるように、この世界に平安をもたらさん〉(祥平訳)

僕には持統の覚悟を示す歌に読めてしまう。また、天智と天武の夢である藤原京を形にした持統が成したもう一つの大業は伊勢神宮を今日の有り様に仕立てたこと。式年遷宮はこの時から始まり、天照大御神を最高神とする古事記もこの時に描かれ、その女神に仕える未婚の女性である斎王も天武の娘である大伯皇女から始まっている。

 もしかするとそれ以前は伊勢(特に内宮)はそれほど重要な場所ではなかったのかもしれない。

 天智は天皇としてのあり方を定め

 天武は古事記という新しい神話をつくり

 持統はそれを形にした。

三者は志で繋がっている。その想いを僕は今に興したい。

新しい神話がまた今新たに生まれようとしている。

神伝人(つたえびと)

 山田 祥平

http://tsutaebito.kazepro.org/

“《想像して創造する》〜天夢を天地に〜” への2件の返信

  1. 兄さん凄い✨歴史的なことはわたしはほとんどわからないけど、この言葉を読んでいて、スーっとしました☆志も命もキャッチボールで受け継がれ保たれているのだと… 生かされている 生きている なんとも素晴らしい…

    1. 嬉しいわぁ。
      感じとってくれることがあって。
      頭ではなく心に届けたいから、そんな感想が一番嬉しい。
      いつもありがとう。
      もっと伝えていくね!
      ぼくのうちに秘めたるものを。

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